こんにちは。
神戸市灘区六甲道の幼児教室ちゃいるどぎふと幼児教育です。
ちゃいるどぎふとでは、読解力を育てるための武器として識字能力を育てるカリキュラムがあります。
一般的に識字能力を育てるカリキュラムの場合、いわゆる読み書き能力ですから「プリントに反復して何度も書く」タイプのプリント学習形式をとることが多いですが、ちゃいるどぎふとではそのようなカリキュラムを採用していません。
ちゃいるどぎふとのカリキュラムは「文字に興味をもってもらう」がレッスンのゴールで「文字を反復する」はカリキュラムには入りません。反復は生活や絵本の中で行います。
レッスンでは文字に興味を持ってもらうことに集中します。単純な反復に大切なレッスン時間は裂けません。
興味さえ持ってもらえれば、文字は世界にあふれています。反復の機会に困ることはありません。
幼児に文字を教えるということに関しては、教え方がとても大切だということを証明する興味深いデータがあります。
文字指導を一斉に受けるいわゆる「お勉強型」の幼稚園と、特に文字指導をカリキュラムとしないいわゆる「のびのび型」の幼稚園では、3歳時点では「お勉強型」のほうが識字率が高かったのにたいし、5歳時点では「のびのび型」のほうが識字率が高くなるというデータです。
では、文字を教えないほうがいいのかというと、そういうわけでもありません。
一方で、同じデータで「こもり型」の放任の保育園では「お勉強型」よりも5歳時点はもちろん、どの年齢でも識字率は低くなります。
つまり大切なのは教え方。ここで重要なのは「のびのび型」が文字を教えていないかというとそうではありません。
「興味をもつように仕向ける」ということを行っています。
当然ですが、興味がでればあとは子どもたちは勝手に覚えます。
一斉授業では、教えてもらえばやるけど、そうでなければやらないというタイプのいわゆる自主性がない学習スタイルが習慣化してしまうというリスクも一部あり、結果統計的にはなにも教えないよりはマシ程度の効果しか出なくなってしまいます。
このようなデータと、幼児教室という時間的、空間的制約の中で最適な役割分担としてちゃいるどぎふとのレッスンで文字に興味を持つきっかけをつくり、絵本や生活の中で興味をもった文字についての復習を行い、定着させていくスタイルをとっています。
自分が子供でも、何回も何回も書かされるあの勉強方法は嫌ですよね・・・。
ちなみに小・中・高校生でも漢字や単語の暗記などで「10回ずつ書く」という記憶法を使う生徒は多いですが、この何度も書くという暗記法は欧米では誰もやらないそうですし、私どもも生徒には勧めていません。ただの手首の運動で、インプット効率はよくありません。(なぜダメなのかということと、では暗記どうしたら良いかは学習塾カテゴリーになるのでここでは書きませんが・・)
幼児期は特に教え方を誤るとリスクもあります。
ちゃいるどぎふとでは、全てのカリキュラムでこのようなデータを用いて適切なカリキュラムかつ適切な教え方でレッスンができるように構成しています。