こんにちは!
神戸市灘区の六甲道の幼児教室 ちゃいるどぎふと幼児教育です。
幼児教育に関わっているとかなりの頻度で聞かれます。
「速読」はやったほうがいいのですか??
どうやらテレビなどでよくやっているようで、幼児期に速読を学べば脳がなんかよくわからない変化を起こし、パラパラと本を読むだけでその内容が一気に頭の中に入ってくる・・・
または、その本の内容が一瞬で記憶でき、本がなくても頭の中で本をめくるように読んだり読み返したりできる瞬間記憶能力を手に入れることができる・・・。
そしてこの能力は幼児期にしか身につかないらしい・・・。
この話を皆さん、真剣に、それもすがるようにしてきます。
本当に・・・関われば関わるほど恐ろしい・・・というか不思議な幼児教育。
確かに速読という技術はあります。私自身かなりの量の本や論文を常によんでいるので速読は得意な方だと思います。
しかし、それはあくまでもテクニック。「目次はじっくり読み大筋を把握する」「キーワードを捕捉し、その周辺だけを読む」「1冊の本で重要な内容は5%しか無いと割り切り、読まない部分を決める」などの具体性のある技術です。
国語の読解問題や英語長文などの対策でよく使われる「キーワードリーディング」というやつと同じです。当然、技術なのでやり方を覚え、練習を積めば100歳からでも習得可能。
しかし、、、このいわゆる幼児教育での速読・・・・。
子供のころにだけ身につく不思議な能力・・・トトロ?
あくまで個人的な意見としては、この魔法の速読は宗教との違いがわかりませんが(笑)かと言って完全にこれを否定する根拠もありません。事実テレビで一部の子供がそのような能力があるとされているようですし・・・
そこで、この謳い文句で速読教室や瞬間記憶を売りにした幼児教室がネットで調べたらでてきましたので、いくつかピックアップをして問い合わせをしてみました。また、学習塾を運営している知人が速読教室のFCに加盟していたのでこちらにも連絡をとり、詳細を伺いました。
結果、「幼児期にしか身につけることができない速読を身に着けさせる教室で速読を教えている先生は誰一人、その魔法の速読ができない。」
という結論になりました。
自分はできないけど、幼児ならできるので教えてるそうです。
これです。
幼児教育だけに許された、出来ない先生が出来るようになる方法を教える・・・
脳を鍛え、天才にしてくれるのは、脳を鍛えていない凡才。
IQ140にしてくれるのはIQ100の人。
勉強ができない学習塾の先生はいません。
ピアノがひけないピアノの先生もいません。
泳げない水泳の先生もいません。
教育は、できるようになったプロセスを経験したできる人が出来ない人にできるようになるプロセスを教えるのが基本中の基本。
幼児期ならではの速読、超記憶力、脳がすごいことになる、IQがとんでもないことになる、、、これはそのプロセスを経て出来るよになった先生が教えるのなら納得できますが、残念ながら、天才はこれを教えません。
ちゃいるどぎふと幼児教育の先生に天才はいませんが、みんな勉強はできます!そのプロセスをしっかり踏んできています!
ちゃいるどぎふと幼児教育は勉強が出来る先生によって、子どもたちが勉強ができるようになり、夢をもつことを諦めないでよい状態になるべく、しっかりと育てていきます!